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少子化による社会環境の変化に対応するため、健康器具や介護用品、医療用具といった新市場の開拓に積極的に取り組んでいるコンビ。同社情報システム室室長の相生義憲氏は、SFAシステム導入の経緯を次のように語る。
「新生児の出生率が横ばいか低下している状態ですから、限られたパイの中で業績を伸ばすためには、現状のままではダメだと判断しました。新しい営業のツールを導入して、新たな販路や売り場開拓でのシェアアップ、さらには新たな需要を生み出してくことが必要です。そのために、SFAを活用していきたいと思っています」。
同社の場合、健康器具や介護用品、医療用具といった新市場への参入で大きな課題となったのが、いかに営業力を強化するかということだった。そこで導入されたのが、富士通のSFAシステムである。
現在、同社が最も力を入れている営業部門はベビー営業部とトイ事業部、そして新たに設けられたウェルネス事業部である。これらの事業部のうち、ベビー営業部とトイ事業部が、既存の取引先である百貨店や販売店をまわるルート営業型、ウェルネス事業部はフィットネスクラブや公共施設などをまわる新規開拓型の2つに分かれている。
従来同社のセールス活動は、営業担当者が1日の活動実績を日報に書き込み、上司のチェックを受けるという紙ベースで行われていた。そのため、営業担当者が足で集めた、「競合他社の動き」や「販売関連の催事情報」、「お客様からの要望事項」といった、貴重な営業現場情報が埋もれてしまうという大きな問題を抱えていた。その結果、商談結果しかわからない、競合他社の動きや顧客要望などの重要情報の伝達が遅いといった悪循環に陥っていた。
今回のSFAシステム導入で、現場の営業担当者が日報に問題点や課題を記入すれば、上司がどの部署あるいは担当者が最適か判断して転送してくれるので、従来紙ベースのときは1〜2週間かかっていた顧客企業に出す回答が、1〜2日で手に入るようになったという。得意先への返答を競合他社に先がけてより早く出せるようになり、企業の信用があがるという好循環を生み出している。
さらに、そうした得意先とのやり取りはすべて顧客情報として蓄積し、全社的に公開。さまざまな切り口での検索や固有名詞から必要な人が自由に必要な情報を取り出せる環境を実現することで、情報の共有化から活用へ進んだことになり、他の担当者のアプローチを参考にできるなど、大きなメリットとなっている。
また、従来のルート営業型では、地方の営業担当者が本部の営業情報を入手できない、あるいは製品の評価などへのフィードバックに時間がかかるなどの問題があったが、全拠点の営業担当者もリアルタイムで情報共有が可能となり問題は解消している。
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