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導入事例
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株式会社エヌ・ティ・ティ マーケティング アクト名古屋様

(現社名:(株)NTT西日本−東海様)

E-mailやWebなどマルチチャネルを統合
今、テレマーケティングにもIT時代に対応した、E-mailやWeb機能を備えた新たなコールセンターの構築が求められている。しかも、インターネットにより、従来エリア意識が強かったNTTグループのテレマーケティング各社にエリアを越えた競争意識が芽生えている。そんな変化にいち早く対応したのが、東海エリアを中心にテレマーケティング事業を展開してきたNTTテレマーケティング アクト名古屋だ。アウトバウンド業務の効率化とIT時代を先取りするマルチチャネルに対応するコールセンターを新たに構築。「テレマーケティング」から一歩先を行く「ネットワーク・マーケティング」の実現を目指している。
コールセンター


企業のマーケティング戦略のツールが、インターネットの普及とともに電話やFaxからE-mailやWeb機能の活用にシフトしてきている。そんな顧客企業のニーズに対応するために、E-mailやWeb機能を付加したコールセンターを新たに構築したのがNTTテレマーケティング アクト名古屋だ。

同社は、国内に7社あるNTTのテレマーケティンググループの一員でもあるが、名古屋を中心に静岡、浜松、沼津、岐阜、三重、三河、さらには大阪にも拠点を持つなど、東海エリアだけではなく関西、さらには日本全国へと事業拡大を視野に入れている。

「インターネットが従来のエリア分けという意識を払拭するとともに、グループ間での競争も激しくなってきています」と、オペレーション本部本部長の長縄清氏は新しいコールセンター構築の背景を語る。

長縄 清 氏 今井 勝也 氏 臼井 悟 氏
NTTNTTテレマーケティング アクト名古屋 オペレーション本部 本部長 長縄 清 氏 同営業本部テレマーケティング事業部 システム営業部長 今井 勝也 氏 同第1営業本部 営業企画部 部長代理 臼井 悟 氏
「今後の事業展開を考えると、E-mailやWeb機能を付加した先進のコールセンターの構築は不可欠と判断しました。それに加え、アウトバウンド業務の効率化も大きな目的でした」と、営業本部テレマーケティング事業部システム営業部長の今井勝也氏は補足する。

同社が構築していた電話を中心とした従来型のコールセンターでは、オペレータの端末自体が旧式であったことやPBXも機能的に古くなっていた。そこで、顧客ニーズの変化に対応するE-mailやWeb機能を付加すること、さらには業務改革のために、アウトバウンドの効率化を実現する新たなコールセンターの構築ということになった。

現場のサポート体制の充実も選択肢の大きな理由 「新しいコールセンターの構築に関しては、国内外のメーカーさん10社に声をかけまして、そのうち8社からご提案をいただきました」と、第1営業本部営業企画部部長代理の臼井悟氏は振り返る。その結果、同社のIVR(自動音声応答装置)システムの導入においてSI事業者として実績のあった日本電話施設と富士通が共同提案したコールセンターに採用が決まった。

採用の理由を長縄氏は、「機能的に優れていたことはもちろんですが、コスト的にも十分魅力がありました」と語る。さらに、コールセンターの命ともいえるPBXが富士通製品であったことも大きな選択理由となった。

というのも、海外メーカーの場合、東京・大阪と比較して東海エリアのサポート体制は手薄になる傾向がある。「何かトラブルや障害が発生したときに、現地のサポートセンターからSEがすぐ駆けつけてくれるという安心感は大きいですね」と、臼井氏も言葉を続ける。

機能的な面では、大規模コールセンター向けパッケージソフトBroadChannelにより、導入が容易であることがあげられる。新コールセンター構築の検討に入ったのが1999年10月であり翌年の3月に業者が決定し、実際に着工したのが7月。そして、正式に稼動開始したのが2000年11月1日と、実質構築に要した期間はわずか3カ月であった。

目的の一つであったアウトバウンド業務の効率化に関しては、HYPERCALLにより、従来の業務の1.7倍の効率化を実現している。HYPERCALLとは、データベースの顧客情報をもとにコンピュータが自動的に発信し、相手が電話に出るとオペレータの空き状況を確認しながら振り分けるという、いわゆるCTIの代表的な機能のひとつであるプレディクティブ発信を行うアプリケーションのことである。

同社の新コールセンターの席数は88であり、HYPERCALLでは今回のシステムでは最大100まで自動発信を可能とした。

コールセンターシステム構成図
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「オペレータが顧客情報を見ながら手作業でアウトバウンドを行った場合、相手が電話に出るまで、たとえば、10回呼出音を鳴らすとそれだけでも30秒ぐらいは時間がかかります。電話に出なければ次にまたダイヤルすることになりますから、どうしても時間的なロスができてしまいます。HYPERCALLによりオペレータの手作業部分がカットできますから、それだけでもかなりの効率化になります」(今井氏)。

提案型のマーケティングに、Symfoware Navigatorを活用



E-3900シリーズCCS
同社は、データマイニングやテキストマイニングといった情報の分析・活用を可能にするBIツールの導入を検討、第一段階として、富士通のSymfoware Navigatorも新たに導入している。

「今後はCTIを活用したデータベース・マーケティングにも力を入れていきたいと考えています。これまではお客様に言われた通りのデータを収集してお渡ししていたのですが、それではお客様を引き止めておくことはできなくなっています。今後も継続してご利用していただくためには、収集したデータを戦略的に分析し、たとえばこうすればさらにマーケティング効果を高めることができますというような、こちらからデータの活用方法やマーケティング活動のアドバイスができることが重要になってきます。そういったお客様に提案していくためのツールとして活用していきたいと考えています」と長縄氏は今後のビジネス展開を語る。

さらに、今回新たに導入したE-mailやWeb機能を付加したコールセンターが、顧客企業に好評であれば、順次、他のセンターにも導入していきたいという。そうなれば、名古屋のセンターと他のセンターをネットワークで結んだ「ネットワーク・マーケティング」が可能となる。

センター同士をネットワーク化することで、受注した仕事の量に応じて自由に各センターに振り分けたり、日中は静岡のセンターで受信し、夜間は名古屋のセンターに切り替えるということも可能となり、業務の効率化にも役立つ。

実は今回構築したコールセンターは、「見せる」要素も加味してある。自前でコールセンターを構築したいという企業に対し、実際にコールセンターを見てもらうことで、プレゼンテーションの役割を担うというわけだ。そういった一般企業を対象に、コールセンター構築に向けたコンサルティングや管理・運用のためのノウハウの提供、オペレータのスキル管理や研修なども行っていきたいとしている。

お客様概要
会社名/株式会社エヌ・ティ・ティ マーケティング アクト名古屋(NTTテレマーケティング アクト名古屋)、本社/名古屋市中区錦3-5-27 錦中央ビル7階、設立/1987年1月、資本金/5250万円、売上高/175億円(平成12年3月期、代表取締役/伊藤欣一、主要株主/西日本電信電話、NTTドコモ東海、東海銀行、静岡銀行、第一勧業銀行、日本興業銀行
URL:http://www.ntt-west-tokai.co.jp/

(敬称略)

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