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GLOVIA CRM
導入事例
このページの情報は、2003年以前に掲載されたものです。
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J-フォン東海株式会社様







「スーパーハーモニー」対応の最新機種
IVRシステムの完成度と拡張性が「スカイメロディサービス」を支える
J-フォンの人気サービスの1つに、お気に入りの着信メロディを自由に登録できる「スカイメロディ」がある。加入者増大の立役者といわれるこのサービスを舞台裏で支えるのが、IVRを核にした富士通のCRMソリューションだ。

24時間365日のノンストップ運用、通信事業に要求される高レベルの信頼性、そしてわずか4カ月という短期構築。厳しい条件のもとで取り組んだシステムはいま、グループ全社の標準システムとして全国に展開されている。


着信メロディブームに火をつけたJ-フォン東海
J-フォン東海株式会社
代表取締役 村上郁雄
本社 名古屋市中村区名駅1-1-4
JRセントラルタワーズ35階
資本金 80億円
従業員数 419名
(1999年12月現在)
東海圏(愛知・岐阜・三重・静岡)における高品質な携帯電話・自動車電話サービスの提供およびそれに附帯した事業
携帯電話の着信メロディは、ストラップと同様、いまや若者のファッションアイテムと化している。自分の携帯電話にかかってきた着信を、他人のそれと聞き分けるためにメロディを変える実用性重視の目的から離れ、お気に入りのアーティストや最新のヒット曲を着信メロディにして、友人に聞かせること自体がファッションとなっている。携帯電話各社が提供する着信メロディのダウンロードサービスが、大変な人気を呼んでいる背景はそこにある。

J-フォン東海の「スカイメロディサービス」は、その草分けであり、着信メロディブームの火付け役ともいうべき存在だ。利用方法はごく簡単で、ユーザーはまず、自分の携帯電話から特番(1790)にダイヤルする。すると音声ガイダンスでメロディのラインナップが紹介され、試聴が行える。気に入ったメロディが見つかったら選択して、「1#」をプッシュし、そこで電話を切る。

すぐに、J-フォンの文字メールサービスであるスカイウォーカーサービスセンターから、電子メールでメロディファイルが送られてくる。携帯電話を操作して、着信音としてこれを登録すれば、作業は完了する。

最新のヒット曲や、クリスマスなど時々のテーマに応じた曲特集、アーティスト別のセレクション、トップランキング20など、登録メロディ数は合計193曲(2000年1月時点)。毎月1日と15日の2回、約30曲分が更新される。

試聴や利用・登録などの情報料はすべて無料。「1790」にダイヤルしてから電話を切るまでの通話料がかかるだけだ。

同社が提供する「スカイサービス」は、メール通信のできる「スカイウォーカー」、文字情報提供サービスの「スカイウェブ」、そしてこの「スカイメロディ」でトリプルスカイとして構成されてきた。これに、新たに「スカイウォーカー」と「スカイウェブ」に映像とBGM機能を追加した「J-スカイウォーカー」と「J-スカイウェブ」が加わった。

なかでも「スカイメロディ」の人気は高い。対応の新機種が発売されるたびに、新規加入が増大したという実績を誇り、J-フォンの全加入者数のうち約30%以上がこのサービスを利用しているといわれる。


ベンダー選定のポイントは総合的なソリューション力
山上昌昭氏 J-フォン東海株式会社
企画部サービス開発課
主任 山上昌昭氏
堀 敬滋氏 企画部サービス開発課
副主任 堀 敬滋氏
J-フォン東海が中心になって開発された「スカイメロディサービス」は、1998年11月からサービス提供を開始し、それから翌年3月までには、全国のJ-フォングループ各社でサービス体制が整えられた。

J-フォン東海の検討が始まったのは1997年末。翌年から具体的なシステム選定作業が始まり、1998年4月から各社が提案活動を開始した。富士通および富士通名古屋通信システムが提案した音声応答システム(IVR)によるCRMソリューションに決定したのは同年7月である。

それからサービスが開始される11月までわずかに4カ月という、きわめて短い期間でシステム構築作業が進行した。

システムの仕組みと流れは以下の通りだ。

スカイメロディセンター1790にダイヤルされると、移動体通信の交換機を経由して、信号変換装置およびIVRユニットに着信する。

IVRユニットは音声ガイダンスを流し、ユーザーはここに登録されたメロディを試聴する。しばらく利用者とIVRユニット間で情報のやり取りが続いた後、メロディが決定すると、IVRユニットはそのメロディファイルをゲートウエイサーバー経由で、スカイウォーカーシステムへ送り、文字メールによって利用者の携帯電話へ送信する。

月2回のメロディファイル更新作業では、外部のメロディ制作業者からインターネット経由で同センターのFTPサーバーへ送られ、そこからIVRユニットのサーバーへ登録される。

富士通が主に担当したのは、信号変換装置およびIVRユニットの導入と、音声応答のフロー実現を中心にしたシステム開発だ。またゲートウエイサーバーやFTPサーバーも、富士通製品が採用された。

システムの選定に際しては、大手メーカーを中心に数社からシステム提案が行われたというが、最終的に富士通に決定した理由を、企画部サービス開発課主任の山上昌昭氏は次のように語っている。

「富士通の総合的な技術力を評価したというのが大きな理由です。具体的には、信号変換装置で発信者番号を認識するという機能を、選定時点では富士通だけが備えていたことが決定的でした。この機能はスカイメロディサービスを実現するうえで必要不可欠ですが、他メーカーは導入決定後から開発に入るという状況でした。完成度の高い既存技術を組み合わせてシステムを構築できる強みがあったから、最終的に4カ月という短納期の導入を実現できたのだと思います」


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【システム概要図】
「24時間365日運用」これが完成度の高さを物語る
開発に際しては、システム設計全体を中部地区中心にネットワークSEとして活動する富士通名古屋通信システムがコーディネイトし、かつ富士通のパッケージ製品である「基本制御プログラム」と「IVR連携制御プログラム」を活用し、スカイメロディサービス向けのカスタマイズを加えることで、短納期を実現した。

「運用は24時間365日。月に2回、メロディファイルが更新されるときも、サービスを停止することはできません。通信事業に要求されるきわめて高い信頼性、ノンストップの運用性をどう実現するかが、システム開発における最も大きなテーマになりました」(企画部サービス開発課 副主任 堀 敬滋氏)

そのため、IVRユニットは、N+1の冗長構成とし、信号変換装置は、2重化の冗長構成を採用した。

また、各IVRユニットで使用履歴を管理し、FTPサーバーで集中的に精算する機能も要求された。これはJASRACへ著作権使用料を支払う際の基礎データとして使用されるほか、毎月発表しているスカイメロディランキングの集計データとしても利用されている。

IVRユニットをユニット単位で増設できるので、ユーザー数の増大やメロディ曲数の充実にも柔軟に対応できるのも特長であろう。

実際にサービススタート時のIVRユニット数は2台。しかし他社にないサービスとして、スタート直後から反響が大きく、アクセスが殺到した。とくに毎月2回のメロディ更新時には、利用が集中して話中が続くなどの高トラフィック状態となったため、予定よりかなり早く、サービス開始後2カ月も経たないうちにIVRユニットの増設に踏み切った。

現在、J-フォン東海では、IVRユニットが合計22台、ゲートウエイサーバーが5台、FTPサーバーが1台という構成になっている。

「スカイメロディ」には、2000年2月から新たに3和音で作曲されたメロディを楽しめる「スーパーハーモニー」が加わった。これに対応したIVR側の調整も終わり、新機種も相次いで登場する予定である。新サービスの投入で、J-フォン人気はさらに加速することになりそうだ。

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